4.消費生活アドバイザーとしての役割
(2)企業のコンプライアンス経営<自主行動基準>への関わり(提案)
企業のコンプライアンス経営の具体化として自主行動基準が大きな役割を果たすが、
消費生活アドバイザーは自主行動基準に対してどのようなことが可能であろうか。
下記図は自主行動基準において消費生活アドバイザーが企業内と外において
どのように自主行動基準への関わることができるかを私見として提案するものである。
消費者の信頼確保のために自主行動基準の策定等が求められているのであるから、
消費者問題の専門家であるとともに、企業と消費者のパイプ役である消費生活アドバイザーが
消費者視点を反映させる役割を果たすことが可能であろう。
消費生活アドバイザーが関わることによって、
企業の自主行動基準の明確性、具体性、透明性を確保して企業の信頼性を高めることが可能になる。
また自主行動基準における消費者の評価という役割においても消費者参加を促す
あるいは消費者代表としての活動も考えられるだろう。
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