11:情報をめぐるWIN-WINの関係作り 〜 その実効性確保と今後の課題 〜

   上記で「第一歩」としたのは、ここまでで述べてきた提案が満たされたとしても、まだ課題は残るからです。

   例えば、「社告を新聞に掲載する費用をどうしても捻出できない企業の商品に、
  何か大きな問題が発生したら?」「新聞を読まない、あるいはインターネット環境を持っていない消費者に、
  緊急度・重要度の高い情報を伝えるためには、どんな手段がベストか?」といった課題は、
  今回の提案である8か条と4ポイントでは、カバーしきれません。
  真の「WIN−WINの関係」を目指すためには、まだ多くのハードルがありそうです。

   そのハードルを次々飛び越えていくためには、企業、行政、消費者、マスコミ、そして専門家の5者が
  それぞれの役割を果たすことが肝要です。しかし、各者の役割・責任が明らかになったとしても、
  役立つ情報をセレクトし、わかりやすく発信し、スムーズにやりとりし続けるのは、
  容易なことではありません。

  そこで必要なのが、5者の互いのニーズの中継点(ステーション)ではないでしょうか。
  私たちコンプライアンス経営研究会(愛称:compass)は、
  その5つの円をつなぐ「ステーション」を目指しています。これからも、情報収集や議論を重ね、
  研究を続け、「わかりやすく・使いやすく・役に立つ」情報発信を続けることにより
  WIN-WINの実効性確保に役立ちたいと思っています。
  そのために、まず05年度は、今回の提案事項の普及・促進のための研究・活動を行います。
  具体的には04年度の社告約300件の内容をもっと深く分析することや、
  05年度分の社告の継続チェック、また企業や各種団体との意見交換を行うことにより、
  新たな提案につなげていくことを考えています。研究成果は、compassオフィシャルサイトなどを使用して、
  発信してまいりますので、今後の私たちの活動に、ぜひご注目・ご協力をよろしくお願い致します。
   (★compassサイト:http://compliance.milkcafe.to/