(2)調査項目
コンプライアンスにかかわる調査項目として、大きく2つの項目に分けた。
@ 自主行動基準について〜消費者重視を明示しているか
A 自主行動基準の具体化について〜消費者信頼のための具体的取組みになっているか
1つは、コンプライアンスにかかわる活動をするための方針や基準など
『企業姿勢』を示す自主行動基準について、
2つは、コンプライアンスに関わる企業姿勢が実際の企業活動に落とし込まれているかどうかを
見るものであり、企業が実際に行動に移して消費者の信頼獲得のための活動を行っているかどうかを
検証するものである。
なお、自主行動基準は、行動規範、行動綱領、倫理規範とさまざまな名称で呼ばれているが、
ここではどの名称をしているかどうかを問わず、
「企業が自らに適用する規範、判断基準、使命等を表現したもの」を自主行動基準とする。
@とAの具体的調査項目は下記のとおりである。
@自主行動基準について−消費者重視を明示しているか
(ア)自主行動基準を策定・公表しているか
(イ)自主行動基準には「消費者重視の姿勢」が明示されているか |
A自主行動基準の具体化について
―消費者信頼のための具体的取組みになっているか
(ア)コンプライアンス経営を具体化しているか
a)経営体制を明示しているか
b)企業倫理ヘルプラインを明示しているか
c)コンプライアンス教育の仕組み・内容を明示しているか
(イ)「消費者重視の姿勢」を具体化しているかどうか
a)消費者の声を把握し、それらを経営に反映していることを明示しているか
b)安全性などの消費者の不安や関心に応えているか
c)品質管理・安全確保の仕組みを明示しているか
d)不利益情報の開示がなされているか(「2002年度の自主回収の結果報告がなされているか」)
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