「コンプライアンスプログラムのJIS化」とは? 
  
   Q1. 「JIS」って何ですか?

    A1.
日本工業規格のことで、工業標準化法という法律に基づいて、
       すべての工業製品を対象として、
       
形状、品質、性能、生産方法、試験方法などについて全国的な統一を図るために定められている
       日本の国家規格です。   

     

   
Q2. 「JISマーク表示制度」って何ですか?

   
 A2. 工業標準化法に基づいて「日本工業規格」に適合した製品のうち、
       
消費者の利益の保護などに効果があると思われる製品について、
      マークを表示できる制度
のことです。
       いろいろな場面で、目にすることの多いマークだと思われます。


      
 
                
   
Q3.JISマークというのは、鉛筆や家電品・・・。そういった品についているものではないのですか?

    
A3.
「目には見えないけれども、JIS規格に合うように作られている品」もあるのです。

      
JISは19部門(A 土木及び建築、 B 一般機械 ・・・から、Z その他まで、全19部門)に
      分かれています。
      
その中で「Q:管理システム」「X:情報処理」は、JISマーク表示制度の対象外になっています。
      管理システムは仕組み=システムがJISに適合しているか、
      ということを対象としていますので、製品のようにマークを表示するものではないのです。
      
JISQの代表的なものは、JISQ9001(品質マネジメントシステム)
      
JISQ14001(環境マネジメントシステム)です。

  
   
  
Q4. その「JIS」と「コンプライアンス」に
、どんな関わりがあるのですか?

    A4. JIS Q 15001という規格があります。

        この規格は企業などが個人情報を適切に保護する「仕組み」について定めたものです。
        正式には、「個人情報保護に関するコンプライアンス・プログラムの要求事項 」と呼びます。

        この規格はコンピュータなどにより個人情報を取り扱っている企業に対し、
        個人情報の収集や利用、提供の適切な方法についての定めを要求事項として決めているものです。
        個人情報を正しく保護することは企業の社会的責任であるわけで、
        コンプライアンス・プログラムとしているのです。

   

  Q5.個人情報の保護に関してマーク制度のようなものはないのですか?

    A5. あります。プライバシーマーク制度です(☆詳しくはこちらをクリック)。

       このマークは、企業などがJISQ15001に従って、
       適切な方法で個人情報を保護していると認められた場合に、与えられるマークです。
       プライバシーマークはその企業が使っている名刺や封筒、ホームページなどに表示できます。



身近ですぐ目に見える品物にだけでなく、
JIS制度はさまざまなところに適用されています。